『プリズン・ブレイク』のシーノートを徹底解剖！嫌いな理由や最後はどうなる？

『プリズン・ブレイク』のシーズン1から登場し、フォックリバー刑務所の囚人で脱獄したメンバーのひとり、シーノートことベンジャミン・マイルズ・フランクリンを深掘り解説していきます。

元アメリカ陸軍の軍人で上官に裏切られ刑務所に入ることになってしまった不運な男。マイケルの脱獄計画に気付き、仲間に入ってからは妻や娘に会うべく積極的に参加します。

この記事ではシーノートのプロフィールや各シーズンで起きた出来事、役を演じている俳優のロックモンド・ダンバーについても紹介していきます。

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シーノートのプロフィール

ベンジャミン・マイルズ・フランクリン、通称シーノートは、もともと米陸軍の軍曹で、クウェートに駐留していました。

拘禁施設で任務していたとき、彼は数人の被拘禁者に対する違法な拷問を発見し、これを指揮官に報告します。シーノートの指揮官は、この事について口外しないことに同意するよう要求しますが、彼は拒否。その後、みんなのために行なっていた密輸に関与したことを理由に不名誉除隊されてしまうのです。

不名誉除隊の恥辱にさいなまれたシーノートは、妻ケーシーと娘ディディの生活費を払うため、ほかの仕事を見つけられず、犯罪に手を染めることに。義弟のダリウス・モーガンはトラック運転手で、盗品の運搬を手伝わないかと持ちかけます。結局、シーノートは捕まり、仲間の身元を明かさなかったため、フォックス・リバー州立刑務所に送られたのです。

シーノートが嫌いと言われる理由は？

シーノートが家族想いの愛されキャラである一方、一部の人からは「嫌い」と言われています。

おそらくその理由はシーズン1の最初の頃にあると思われます。

当初、シーノートは主人公マイケルから薬（抗インシュリン）の調達を頼まれます。しかしマイケルがティーバッグら白人と仲が良いことに腹を立て、マイケルに対して少々手荒な行動に出るのです。

その後、シーノートはマイケルらが刑務作業中に休憩室で穴を開けていることを知り、自らも仲間に入れてもらい、一刻も早く家族に会うため脱獄メンバーに加わるのです。メンバーになってからは協調性を持って誰よりも働き、ティーバッグと軋轢を生むものの順調に脱獄計画を進めていくのです。

最初の頃、シーノートがマイケルに取った敵対的な行動が、一部の人から「嫌い」と言われる理由になります。シーズン2以降は家族想いの愛されキャラ、良い人キャラとして描かれています。

シーノートは最後どうなる？

シーズン2で娘の治療のため自首したシーノート。

しかし秘密裏に殺害したいFBI捜査官マホーンの指示で自殺を迫られます。その後、FBIの内部調査官ウィリアムズによって、マホーンに不利な証言をすることを条件に釈放され、証人保護プログラムを受けて家族とともに新たなスタートを切りました。

シーズン4の最後、マイケルらが確保した組織の機密情報スキュラを国連関係者に渡し免責をもらう手助をしたのです。

シーズン5ではイスラム関連施設で働いているシーノート。リンカーンのイエメンへの渡航を手助けし、現地でもマイケル救出からイエメン脱出まで数々の協力をしてくれます。最後、シバらとともに飛行機に乗り込み、無事アメリカへ戻ってくるのです。

その後は描かれていませんが、おそらく家族と共に仲良く暮らしているものと思われます。

シーノートが愛する妻と娘

妻：ケーシー・フランクリン

ケーシーは当初、夫シーノートが脱走するまで投獄されていることを知りませんでした。

シーノートは刑務所にいる間、ずっと任務で中東にいると話しており、不名誉除隊していることは知らせていなかったのです。

しかし彼が脱獄してからは、家族一緒になるべく奮闘し、薬局で処方箋をもらう際には、警察に捕まってまで夫と娘を守ったのです。

シーノートと同じくらい家族の絆が強く、自分を犠牲にしてまで家族を守ろうとします。

娘：ディディ・フランクリン

父シーノートの陸軍部隊が休みに入る年に1週間しか一緒に過ごせなかったことが明かされています。

彼女は生まれつきの珍しい腎臓病を患っており、健康を維持するために2日に1回のペース医薬品を必要としています。シーズン2ではこの薬を学校に置いてきてしまい問題になるのです。

各シーズンでの出来事

シーズン3以外のすべてのシーズンに登場しているシーノート。

各シーズンで一体なにがあったのか詳しく見ていきます。

シーズン1

フォックスリバー刑務所の囚人になったシーノートは、やがて厨房で働き始め、”刑務所の薬剤師 “として評判になります。ほかの受刑者のためにどんな品物や物質でも100ドル、つまり “C-Note “で手に入れることができるようになりました。（彼の名前が紙幣に記載されていることから、彼のニックネームが生まれた）

彼とが初めて顔を合わせたのは、マイケルが糖尿病のふりをして医務室に出入りできるようにするため、パグナックという薬を手に入れるよう彼に頼んだときです。

頼みを了承したシーノートですが、マイケルが刑務所内の白人至上主義グループのリーダー、ティーバッグらと関わっているの嫌悪感を抱き、直接マイケルに問い詰めます。ところが、人種暴動が起きた際に、マイケルがティーバッグの子分を倒したのを見て考え直します。

その後、シーノートはマイケルたち刑務作業員たちが、休憩室で掘っていた穴からコンクリートの破片を刑務所の庭に捨てていることに気づき疑念を抱くのです。

ジョン・アブルッチのせいでマイケルらが刑務作業から外されたとき、シーノートは刑務作業を新たに仕切るガス・フィオレロを買収し刑務作業員として働きます。彼はマイケルたちが脱出計画の一環として掘った穴を発見。ジョン・アブルッチが刑務作業の支配権を取り戻すと、シーノートはマイケルらを脅して自分の脱獄メンバーの仲間入りを果たすのです。

その後、シーノートは脱出計画が頓挫しそうになったときもメンバーを助け尊敬を集めるようになります。しかし、脱獄メンバーに参加した結果、ほかの黒人受刑者から仲間はずれにされます。その理由は皮肉なことに、シーノートが当初マイケルを嫌っていた理由、つまり白人至上主義者のティーバッグと関わっていたからです。脱獄の直前、シーノートはかつての仲間から殺されそうになるものの、間一髪、房の壁の裏に入ってことなきを得るのです。

シーズン2

脱獄した翌朝、捜索する警察からなんとか逃げ切った一同。

シーノートは、脱獄直前の診療室で聞いた、ユタ州に眠るウェストモアランドの埋蔵金のことを公言しなかったマイケルを問い詰めます。そして逃げる過程で、アブルッチが少女を人質に取ったときには、娘がいる父親として酷く憤慨するのです。

マイケルらと別々になったシーノートは、さっそく家族へ接触を図ることに。公衆電話で妻ケイシーに電話するものの、彼女は嘘をつかれていたことに動揺しており、シーノートがなんとか説得。

その際に、彼はは7日後に以前写真を撮った窓際の「レインボー・ルーム」で会うと約束。盗聴していたFBI捜査官は、それが街のレストランのことだと思うのです。その後、シーノートは学校でひそかに娘に会い、信頼の証として7時に玄関の明かりをつけるよう母親に伝えるよう頼みます。

シーノートはそのあと列車でユタ州へ向かい、ウェストモアランドの金を奪おうとします。隣に座っていた通勤客からノートパソコンとメモ帳を借りたシーノートは、米国陸軍信号隊が運営するオンライン軍事データベースにアクセスし、金が埋められている場所を探します。

ところが、アイダホ州プレストンを通過する途中で、係員からチケット購入に使用したクレジットカードは無効だと告げられます。シーノートは弁解しますが、係員は警備員を呼んでしまうのです。仕方なくCシーノートは窓から近くの川に飛び込むのです。

その後、ヒッチハイクをしているところをたまたまバイクで通りかかったスクレに乗せてもらい、2人でユタ州へ向かいます。トゥエルに到着し、埋蔵金が眠っているとされる自宅でマイケルらと再会。再び穴掘りを始めるのです。

なんとか埋蔵金を掘り当てるも、それらはティーバッグによって持ち逃げされてしまい、手ぶらでひとり出て行くことになったシーノート。そのまま家族と再会するため、シカゴに戻って昔の友達と合流。妻と娘の救出作戦を実行し、無事に家族と再会を果たすのです。

家族3人で幸せな時間を過ごしていたのも束の間、ディディの薬を学校に忘れてきたことが発覚。妻のケーシーが急遽、薬局で薬を調達するも、そこで薬剤師に身元をバレてしまい警察を呼ばれ、ケーシーはそのまま逮捕されてしまいます。

シーノートは妻が逮捕されたことの罪悪感にさいなまれ、ケーシーに保釈が認められるかどうか確かめようとしますが、保釈は却下されるのです。

ついにディディが薬がないことが原因で体調を崩します。そのあと強盗犯を対処したり、FBI捜査官マホーン追い詰められるも、なんとか捕まるのを逃れます。

シーノートは娘を助けるために無料診療所へ行くも、適切な治療が受けれず葛藤。最終的にマホーンに電話し、娘に治療を受けさせ、妻を釈放し、マイケルらの逮捕に協力することを条件に自首すると申し出ます。マホーンは承諾。マイケルがスクレに話しているのを耳にしたウェブサイトを通してマイケルに接触しますが応答なし。

役に立たないと判断したマホーンは、シーノートに縄を渡して自殺するよう強要。実行するものの、間一髪のところで看守に見つかり死なずに済みます。その後、シーノートはFBIの内部調査官の依頼を受けて、マホーンのしたことを語ることを条件に、証人保護を受けて家族とともに新たな人生を歩むことになるのです。

シーズン4

シーノートはポール・ケラーマンから連絡を受け、マイケルとリンカーンを探し出して「組織」を壊滅させるよう依頼されたと説明します。

シーノートとスクレは、クランツ将軍のペントハウスで絶体絶命の危機にあったマイケルらを救います。そして、マイケルらが確保した組織の機密情報スキュラをポール・ケラーマンに渡し、免責が与えられるのに一役貸すのです。

シーズン5

ティーバッグからマイケルの肖像が描かれた手紙を見たリンカーンは、イエメンの刑務所を示す解読メッセージを発見し、イスラム教に改宗したシーノートに連絡します。

リンカーンとシーノートは、写真も含めてマイケルの痕跡がすべて消去されていることを発見。シーノートとリンカーンはマイケルを探すためイエメンに向かい、現地の活動家シバと合流。

イエメンではマイケルの脱獄や出国に手を貸し、最終的にはリンカーンとは離れ離れになり、シバらと共に一足早くアメリカへ帰国するのです。

俳優ロックモンド・ダンバーのプロフィール

ロックモンド・ダンバーは、1973年1月11日にカリフォルニア州オークランド生まれました。

オークランド工業高校から始まり、モアハウス・カレッジを経て、サンタフェ・カレッジとニューメキシコ大学で学びます。

主な出演作品

『ソウルフード』『プリズン・ブレイク』『サンズ・オブ・アナーキー』『メンタリスト』『ザ・パス』『9-1-1』

数々のTVシリーズに出演し、俳優としてのキャリアを積みます。

『プリズン・ブレイク』で高い評価を受け、『サンズ・オブ・アナーキー』ではイーライ・ルーズベルト保安官を演じて業界での地位をさらに固めたました。

映画の分野では、『Kiss Kiss Bang Bang』や『The Family That Preys』、2000年のサンダンス映画祭でデビューした『Punks』などのプロジェクトに参加。

俳優業にとどまらず、ミクストメディアの展示会『ARTHERAPY』でアート界にも貢献し、雑誌『プレイガール』2003年11月号では、芸術的表現と個人的探求の融合を描いたポーズをとっています。

私生活では、2013年6月8日にマヤ・ダンバーと結婚し、2人の子供をもうけています。それ以前はアイビー・ホームズと結婚していました。2021年、COVID-19ワクチンの接種義務化をめぐって『9-1-1』の出演を降板し、その後、医療的・宗教的免除の否定と人種差別の疑いで番組制作者を訴えたことから、彼の人生は訴訟へと転じました。

まとめ

『プリズン・ブレイク』に登場する家族想いの父親シーノートについて紹介しました。

最初に嫌な奴として登場するものの、脱獄メンバーになってからは人一倍働き、彼のおかげもあり無事脱獄することに成功。逃亡犯になってからも家族第一で、最終的に自由の身になりました。

シーノートが登場するシーズン1から5はディズニープラスで見放題ですので、『プリズン・ブレイク』を視聴するならぜひ利用しましょう。

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