『プリズン・ブレイク』で脱獄する際に重要な鍵となるタトゥー。
シーズン1で、主人公のマイケルは身体に刑務所の設計図を彫り込んでくるという奇想天外なアイディアに多くの人が驚きました。
そのタトゥーはシリーズ通して使われ、もはや『プリズン・ブレイク』を象徴するものといっても過言ではありません。
あのタトゥーには一体どんな意味が隠されていたのか、本記事では深掘り解説しています。
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マイケルのタトゥーは本物?
マイケルが入れているタトゥーは本物ではなく「偽物」です。
毎回撮影する際に4〜5時間かけてインクを入れています。
24枚の個々のシールをパズルのように組み合わせており、背中には刑務所のレイアウトが刻まれ、胴体のタトゥーには地下の脱出通路の地図が描かれています。
こちらの動画には、シーズン1の撮影裏映像で、タトゥーをデザインして実際にマイケル役のウェントワース・ミラーにいれていく様子が描かれています。
マイケルが設計図をタトゥーにした経緯
マイケルは脱獄計画を練る段階で、すべてを暗記することが難しいと悩んでいました。
このタトゥーにするという発想は、偶然頼んだ宅配ピザの配達員からアイディアを得たもので、これはシーズン1の第16話「フォックスリバーへの道」で明かされています。
刑務所を設計した構造エンジニアの才能を持つマイケルは、天使と悪魔の戦いや文学や宗教のモチーフをゴシック調のタトゥーで表現し、そのなかに地図や番号などを仕込みました。
ちなみに、これらのタトゥーはシーズン4の途中で消します。しかしシーズン5ではまた新たなタトゥーが彫られていることが判明。
どれだけタトゥーが好きなんだ 笑
以下の動画は、シーズン5が公開されたときのタトゥーに関するプロデューサーらのインタビュー映像になります。
マイケルのタトゥーの意味と見方
オリジナルシリーズで描かれていたマイケルのタトゥーの意味を紹介。
一体どんなタトゥーだったのか、当時の記憶と照らし合わせて見てみてください。
Allen Schweitzer 11121147
前腕にあるこのタトゥーは、フォックスリバー刑務所の設計図の一部で、独房裏のトイレのネジを外すために必要なネジのことが彫られています。
英語で彫られている「アレンシュワイツァー」という文字には以下の意味があります。
- アレン:ネジ
- シュワイツァー:洗面台のメーカー
数字で彫られている「11121147」は、マイケルが六角レンチを削って通路を現すボルトを意味します。そして「Schweitzer」の「i」の点には小さな六角形があり、これはネジの端がボルトに合うようにきちんとヤスリで削られているかを確認するためのものである。
実際にマイケルは削ったネジを当てて大きさを確認していました!
Cute Poison
マイケルの前腕には「Cute Poison」という文字と、大鍋のようなものの中から毒液がこぼれ落ちている絵が彫られています。
これはマイケルが診療室につながる金属パイプを腐食させるための2つの材料「CuSO4(硫酸銅)」と「H3PO4(リン酸)」を思い出させるために彫り込んだものです。これらを42.35℃で混ぜ合わせると激しく反応し金属を腐食させます。
見事調達したものの、鉄パイプが…
English, Fitz, and Percy
『プリズン・ブレイク』シーズン1の第5話では、彫ってある3つの文字(イングリッシュ、フィッツ、パーシー)に焦点が当てられます。
房の抜き打ち検査が行われ、マイケルが行方不明であることが判明します。刑務官は「脱獄者だ!」と叫び、刑務所内は脱獄者が出たときの対応が取られるのです。
マイケルは屋上に出て、脱獄した際にどの通りから警察車両がやってくるのかを確認したかったのです。そして刑務所の前の3つの通りが以下3つの言葉なのです。
- イングリッシュ・ストリート
- フィッツ・ストリート
- パーシー・アベニュー
次々と警察車両が駆けつけるなか、マイケルはフィッツ・ストリートだけがまったく警察車両が来ないことに確認し、無事計画は達成したのでした。
The Face of a Devil
腕の内側に彫られていた悪魔のタトゥーは、脱獄する際に突破しなければならない厚いコンクリートを破るときに使われたものです。
マイケルはその悪魔のタトゥーを紙に写し、コンクリートの壁に投影します。「フックの弾性の法則(F=-kx)」を使って、マイケルは壁の重要な圧力ポイントを測ることができ、数箇所だけに穴を開けるだけで簡単に壊せるのです。
Playing Cards
トランプのタトゥーは、マイケルが銀行強盗で逮捕される前日に結婚したチェコ共和国からの移民、ニカ・ヴォレクの電話番号(1 312 909 3529)です。
マイケルはニカに対して逃亡計画への協力と引き換えに、彼女がクラドノにいる家族と再会できるようグリーンカードを手配することを約束しました。
Coffin With A Cross
このタトゥーは、皮膚の内側に埋め込んだ黒い錠剤を取り出すためのものです。
マイケルは加熱したカミソリを使って皮膚を切って錠剤を引き抜きます。そしてこの錠剤を「EAT 8:10(8時10分に食べて)」というメモとともに、くり抜かれた十字架の中に滑り込ませ、それをリンカーンに渡します。
リンカーンがこの錠剤を飲んで体調が悪くなり、食中毒で診療室に運ばれました。マイケルは彼を診療室に運ぶために意図して飲ませたのです。
Ripe Chance Woods
手首に彫られたタトゥーは、「R.I.P. E. チャンス・ウッズ」にちなんだもので、当初の逃亡計画が失敗した場合の予備計画という意味合いがあります。
イリノイ州オスウィーゴの墓地に、マイケルは衣服、車の鍵、偽のパスポートをE・チャンス・ウッズの墓の中に埋めています。
シーズン2の第1話でFBI捜査官のアレクサンダー・マホーンが解読した最初のタトゥーです。
Barcode
手首に彫られていたバーコードの数字「38 12 1037」は、死を偽装するための計画に必要でした。
- 「38」はイリノイ・ルート
- 「12」は橋に到達するのに必要なマイル数
- 「1037」は無線周波数103.7
豚の死骸を乗せた車を橋から落下させ、死を偽装し、一時的にFBIの捜査から逃れます。
Christ in a Rose / 617
この「617」と彫られた薔薇のタトゥーは、パナマに係留されている脱出ボートをマイケルに思い出させるためのものでした。
彼の母クリスティーナ・ローズにちなんで名づけられたもので、「617」はボートの鍵を開けるための数字で、タトゥーにはギリシャ文字のオメガも描かれています。
Bolshoi Booze
一見英語で彫られている「ボリショイ・ブーズ」というタトゥー。
しかし実際にはこれは文字では数字であり、逆さにして読むことで、テキサスとメキシコの国境沿いに位置する「北緯32度0分09″、西経104度57分09″」の座標を表しています。
FBIのマホーン捜査官は偶然にも逆さに読み、それが数字であることに気づきます。
Flower (Apache Desert Ghost)
メキシコへ出国する際の飛行機と引き換えに、ペドロ・ラモス(コヨーテ)はマイケルにニトログリセリンの箱を要求します。
マイケルはニトログリセリンの箱をアパッチ砂漠の幽霊展の植物園に隠しており、このタトゥーはその植物園の花を意味するものでした。
まとめ
『プリズン・ブレイク』のオリジナルシリーズで主人公のマイケルが彫っていたタトゥーの意味を解説しました。
シーズン5ではまた新しいタトゥーを入れており、アラビア語、オンライン掲示板のURL、ナポレオンの言葉、手のひらのジェイコブ・アントン・ネスの顔などが彫られています。
『プリズン・ブレイク』は脱獄や重要なことをタトゥーにして彫り込むという、とても斬新なアイディアを生み出した作品です!
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