『プリズン・ブレイク』のヘイワイヤーを徹底解剖！実はかわいくて天才？死亡の原因は？

『プリズン・ブレイク』で刑務所から脱獄したフォックスリバー8のひとり、ヘイワイヤーことチャールズ・パトシックを深掘り解説していきます。

精神疾患の患っているヘイワイヤーは、フォックスリバー刑務所のなかでも精神科病棟にいます。一般房に空きが出たことから、マイケルと同じ房になりマイケルを悩ませるのです。

この記事ではヘイワイヤーのプロフィールや各シーズンで起きた出来事、役を演じている俳優のサイラス・ウィアー・ミッチェルについても紹介していきます。

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ヘイワイヤーのプロフィール

ヘイワイヤーはフォックスリバー刑務所の精神科病棟に収監されている囚人です。

ヘイワイヤーという名前は英語で「故障した」や「うまくいかない」などの意味を持つスラングや俗語として使われます。彼の精神的な不安定さや予測不可能な性格を反映しているため、この名前が付けられてたのだと予想されています。

彼はハーバード大学で数学の博士号を取得し、年間最優秀数学者賞を4度受賞。しかし彼は猛勉強中に精神疾患の兆候を示し始めました。やがて彼はキレて両親をショットガンで殺害。それ以前に暴力的な行動をとったことはなく、犯行の動機もありません。（本人はまったく覚えていないと主張）。

その後、双極性障害を伴う統合失調感情障害と診断され、フォックスリバーの精神科病棟に収容されました。虐待的な家庭に住んでいたことを語っています。

ヘイワイヤーがかわいいと言われる理由

ヘイワイヤーは、彼の独特の性格と振る舞いによって一部のファンから「かわいい」と言わています。

◾️無垢さ

ヘイワイヤーは精神的な健康の問題を抱えていることもあり、その行動や反応には純粋さや無垢さが見られます。事実、彼の振る舞いは時折子供のように見え、これが彼を親しみやすく感じさせています。

◾️予測不可能な行動

ヘイワイヤーの行動は予測が難しく、時折コミカルな場面を生み出す。これが作品のおもしろさを高め、キャラクターへの愛着を生ませている要因です。

◾️彼の夢

ヘイワイヤーがイカダでオランダへ行くという夢は、かなり非現実的ですが、彼の真剣さと純粋さが視聴者の共感を引き出しています。

◾️他のキャラクターとの対比

『プリズンブレイク』にはさまざまな背景を持つキャラクターが登場します。ヘイワイヤーはその中でもとくに独特の存在であり、他のキャラクターとは一線を画しています。この対比が、彼を特別で魅力的に感じさせる要因となっている可能性があります。

ヘイワイヤーの最期と死亡の原因

フォックスリバー刑務所からの脱獄に成功したあと、ヘイワイヤーはオランダへ行くためのいかだ作りに夢中になります。かつて父親とボートを作った断片的な記憶から、彼はオランダが安らぎを得られる場所だと信じているのです。

ヘイワイヤーの逃亡生活はほかの逃亡者と比べて孤独。そして彼の最期はとても悲劇的なものになります。最終的にFBI特別捜査官アレクサンダー・マホーンを含む当局が彼の居場所を特定し、密かに対処するためにマホーンはベリックを送ります。

追跡の結果、ベリックはヘイワイヤーを高さのあるサイロの上に追い詰めます。到着したマホーンは警察を追い払い、追い詰めたヘイワイヤーの脆弱な精神状態を操り、自分の置かれた状況と未来の絶望について語りかけるのです。そしてマホーンの言葉と逃亡生活の重圧に影響されたヘイワイヤーは、サイロから飛び降りることで人生を終えることを選びます…。

各シーズンでの出来事

フォックスリバー刑務所の囚人として、そしてマイケルの脱獄計画を邪魔する存在としてシーズン1のわりと早い段階から登場。しかし彼の脅威的な記憶力のおかげで脱獄計画が成功した面もあります。

シーズン1

ヘイワイヤーが初めて登場したのは、スクレがマイケルと同じ房を嫌い移動してしまい、そのあと精神科病棟からマイケルの房へ移ってきたときです。

夜、マイケルはトイレの裏に穴を開けようとしますが、なんとヘイワイヤーは起きておりマイケルのほうを見ているのです。そして彼はマイケルに「網様体賦活系に影響を及ぼす神経解剖学的病変のため、俺は眠らない」と言い、マイケルを困らせるのです。

その後、マイケルは自作自演で怪我をして、それをヘイワイヤーのせいにし彼を精神科病棟へ戻すことに成功。スクレも戻ってきて脱獄計画を進めます。

まだマイケルとヘイワイヤーが同房だった頃、ヘイワイヤーはマイケルの身体のタトゥーに興味を持ち、彼のタトゥーが「地図」であることに気づくのです。

数話後、マイケルは背中の火傷で失ったタトゥーの一部を思い出すため、ヘイワイヤーに助けを求めまます。ヘイワイヤーは記憶を思い出し、見事、欠けたタトゥーの一部を思い出すのです。

そしていざ脱獄するとき、精神科棟を通るマイケルらに密かについていき、ほかの囚人らとともに脱獄。しかし逃亡途中にみんなに騙され、近くの家から自転車とフットボールのヘルメットを盗み出し、両手を広げた自転車に乗って誰もいない道を走るのです…。

シーズン2

ヘイワイヤーはやがてウィスコンシン州のキッチンカーに姿を現します。

ソーダとアイスクリームをたらふく食べたあと、10代の従業員たちが入ってきて、ヘイワイヤーを見てパニックに。彼は郊外の家に逃げ込み、そこでビリーの母親と出会うことに。母親は彼を、愛する人と結婚するために家出したはずの息子 “ビリー “と勘違い。

新しい服を手に入れたヘイワイヤーは、田舎にある風車の写真を見ます。彼はその写真に心を奪われ、年配の女性にそれがどこにあるのか尋ねるのです。彼女は自分が育ったオランダだと返答。彼女は彼の手を握るものの、その感触で（あるいは結婚指輪がないことで）それがビリーの手でないことがわかります。彼女は警察に侵入者を通報。ヘイワイヤーは彼女に危害を加えることなく、すぐに家から逃げ出したものの、オランダの田舎の肖像画を盗むのです。

ヘイワイヤーは次に、スポーツ用品店から地図やさまざまな小物を盗むところを目撃されます。店主に捕まえられないとわかると、商品を持って逃げ出すが、店主が飼っていた犬が追いかけてきます。ヘイワイヤーは犬を殺そうとしますが、餌でなだめるのです。その後、ヘイワイヤーと犬はミシガン湖のほとりで、いかだを作ってオランダに向かって湖を漕いで渡り、風車で新しい生活を始めたいと犬に話します。

いかだを漕ぐための木材を調達していたヘイワイヤーは、サーシャとマットという2人の若者に声をかけられ、ビールを買ってきてほしいと頼まれます。ヘイワイヤーは、ラリーと名付けられた愛犬の餌を買ってくれるならと承諾。二人は同意し、自分のためにビールをとっておいていいと言うが、ヘイワイヤーは「お父さんが飲んだくれだったから」と断ります。

ビールを買ったあと、何のために木材が必要なのかと尋ねると、彼は「いかだのため」だと言いふたりを湖のほとりへ誘います。そしてオランダへの地図（さっき盗んだ絵）を見せながら、彼はサーシャの手首にあざがあることに気づき、そのことを問いただすと、彼女は父親も酒を飲むと言う…。

夕方、ヘイワイヤが見守るなか、マットはサーシャを彼女の家に送り届けます。サーシャの父親が彼女を殴る準備をしていることに気づいたヘイワイヤーは、家に押し入り父親を殴り殺すのです。

サーシャの継父を殺したヘイワイヤーは、湖のほとりにある自分のシェルターへ逃げ込みます。しかしベリックに見つかると、彼は穀物倉庫に登って追い詰められます。そこにマホーンがやってきて、「刑務所に行く必要はないが、オランダにも行けない」と言われ、ヘイワイヤーは取り乱すことに。マホーンもベリックも止めようとせず、彼は飛び降り自殺をする。彼はオランダの絵を見ながら、人生の恐怖から解放され、美しい場所に行けるという安らかな表情で息を引き取ったのです。

俳優サイラス・ウィアー・ミッチェルのプロフィール

サイラス・ウィアー・ミッチェルはアメリカの俳優で、1969年9月30日にフィラデルフィアで生まれました。彼の名前は先祖である19世紀の医師で作家のサイラス・ウィアー・ミッチェルにちなんでいます。

ロードアイランド州のブラウン大学で演劇と宗教を専攻し、カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院演技プログラム修士課程を卒業。ブラウン大学卒業後はしばらくニューヨークで過ごし、マイナーな演劇作品に出演しました。

数々の作品にゲスト出演しており、『GRIMM/グリム』ではメインでも出演。不安や不安定なキャラクターを演じることで知られています。

まとめ

『プリズン・ブレイク』のフォックスリバー8のひとりヘイワイヤーについて紹介しました。

精神疾患を抱え刑務所に服役中のヘイワイヤーは決して悪いやつではなく、その言動から多くのファンから「かわいい」存在として認識されています。俳優さんも精神不安定な役を演じるのがうまく、とても特徴的なキャラクターになっています。

ヘイワイヤーが登場するシーズン1や2はディズニープラスで見放題ですので、『プリズン・ブレイク』を視聴するならぜひ利用しましょう。

ほかの登場人物は以下の記事にすべてまとめています。

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