『プリズン・ブレイク』に登場する人気キャラクターのひとりで、フォックスリバー刑務所の警務官ブラッド・ベリックを深掘り解説。
シーズン1の最初から登場し、憎めそうで憎めない、意外とかわいいキャラクターとして認知されているベリック。人気キャラクターランキングではいつも上位にランクインしている人物でもあります。
この記事ではベリックのプロフィールや各シーズンで起きた出来事、役を演じている俳優のウェイド・ウィリアムズについても紹介します。
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ブラッド・ベリックのプロフィール
名前 | ブラッド・ベリック (Brad Bellick) |
役柄 | 警務官 (フォックス・リバー刑務所) |
家族 | ミスター・ベリック(父) エドナ・ベリック(母) |
登場 | 1,2,3,4 |
役者 | ウェイド・ウェリアムズ (Wade Williams) |
声優 | 林一夫 |
ブラッド・ベリックは、イリノイ州にあるフォックスリバー刑務所の刑務官(刑務長)です。
フォックスリバー刑務所は、主人公マイケル・スコフィールドが無実の罪で死刑囚として収監されている兄リンカーン・バローズを脱獄させるためにわざと入所した刑務所。
ベリックはシーズン1の最初から登場し、反抗的でどこか目立つ”新入り”のマイケルに目をつけ、刑務所内でのマイケルの脱獄計画を阻止する障害となります。
ベリックの性格
ベリックは刑務所内で「権力」と「金銭」を重視する腐敗した刑務官です。
しばしば自分の権限を乱用して囚人を虐待。例えば、囚人のジョン・アブルッチに刑務作業を仕切らせるために、毎月一定額を振り込んでもらっています。また、怪我をしているマイケルに暴行したり、暴行されるとわかっていながら見て見ぬふりをする側面もあります。
シーズン1から2にかけては嫌われ者として描かれますが、シーズンが進むにつれて、ベリックは弱さを見せる瞬間があり、まわりのメンバーから信頼を勝ち取ることになるのです。
ベリックの最期・死亡
ベリックの最期は多くのファンを悲しませました。
シーズン4の第17話「母」で死亡します。
ベリックを含むマイケルらのチームは、組織の機密情報スキュラを密かに入手すべく、保管されている場所へ侵入するためGATE社から侵入計画を進めていました。
しかしその途中、彼らは急速に水が溢れ出す地下トンネルで苦戦します。そこでベリックは狭いパイプの中で水流を食い止めながら自らを犠牲にし、マイケルとリンカーン、ほかのメンバーを脱出させます。そのせいでベリックは逃げ場がなく脱出できなくなり、そこに流れてきた激流によって流され溺死してしまうのです。
その無私の行為によってチームメンバーからは英雄として記憶され、追悼の意を表されるのです。
ベリックが”かわいい”と言われる理由
ベリックは視聴者から”かわいい”と言われることがあります。
どう考えても容姿は決してかわいいとは言えず、一体なにがかわいいのか?
まずひとつはシーズン3のパナマのSONA刑務所での出来事です。
彼はパナマのSONA刑務所では、元刑務官とは思えない非常に可哀想な姿が描かれます。ボロボロの服を着て下水の掃除をさせられます。元刑務官のあまりに可哀想な姿に同情する人も多かったです。次第に元気になり、決闘の際には「俺は元デルタ・フォース(特殊部隊)だ!」と息巻いたりしており、本来は弱いのに強がる姿にかわいいと感じる人も多いです。
次は母親が大好きなマザコンなことです。
普段は刑務所で刑務長として権限を最大限発揮し、囚人たちを痛めつけているものの、家に帰れば母親と二人暮らしで、息子らしく「母さん」と呼んでいるマザコンぷりがかわいいと言われています。
自宅に帰れば急に甘えた言葉になり、いつもの威勢の良い彼と異なるギャップにかわいいと感じてしまいます。
普段の言動(ハンバーガーを食べるシーン)などもかわいいです。
彼はとてもユーモアがあり、刑務所内外での言動はかわいくもあり、またおもしろいです。ハンバーガーをむしゃむしゃ食べるシーンなど、食べ方がおもしろくてかわいいと言われています。
各シーズンでの出来事
ベリックは高校卒業後すぐに刑務官の試験に合格し、それ以来ずっとフォックスリバー刑務所に勤務しています。本来は警察官になりたかったようで、警察官の試験を5回受けておりすべて落ちています。
高卒で刑務官になってからは真面目に働き、ついには刑務長にまで進級しています。所長からも評価され、遅刻もしたことないほど真面目な刑務官です。
また、彼は薬物依存の会に出席しており、そこで一度サラ・タンクレディにフォックスリバー刑務所で医師のポストが空いており、そこで働かないかと誘ったことがあります。
シーズン1
シーズン1では、フォックスリバー刑務所の刑務長として登場します。
新たに入所してきたマイケル・スコフィールドにさっそく目をつけ、彼の刑務所内での行動を逐一監視、不審な点を探そうとします。マイケルは彼によって監視されることで、脱獄計画の妨げとなるのです。
マイケルの脱獄計画が進行するなか、ベリックはリンカーンやスクレ、ティーバッグら脱獄メンバーを厳しく監視し、結果的に計画を妨害します。また、ベリックは同じ刑務官のロイ・ギアリーと組んで、刑務所内での権力と支配への欲求を共有するようになるのです。
ベリックはマイケルに固執し、マイケルの監房を調べたり、妻のニカの弱みを握ってマイケルを探ったり、脱獄メンバーであるトゥイーナーにスパイさせたりするのです。
しかしその甲斐虚しく、シーズンの最後ではマイケルの脱獄を阻止することはできません。彼は刑務所や刑務官としての自分の顔に泥を塗ることになるため、必死に脱獄犯の確保に躍起になるのです。
結局は捕まえられず、脱獄メンバーに隙を与えた刑務官としての悪事をあとで追求されることになるのです。
シーズン2
シーズン2では、FBI捜査官マホーンと張り合うように、脱獄したメンバーの確保に動きます。
しかし彼の刑務官として悪事を元同僚にチクられて、長年勤めてきたフォックスリバー刑務所を解雇されてしまいます。
失業したベリックは、脱獄したフォックスリバー8を捕まえた際の多額の懸賞金を得るため、そして彼らに対する復讐心も合わさって、逃亡犯ハンターとなります。マホーン捜査官率いるFBIと共に、脱獄囚を追跡・逮捕することを決意するのです。
彼は逃亡犯を追って全米を駆け巡ります。脱獄に失敗したマンチェを脅迫したり、妻のニカを追跡したり、FBIよりも早くマイケルを捕まえることに成功するのです。その後はFBIと組むことになるも、ベリックの貪欲さと復讐心を共有する元矯正官ロイ・ギアリーとパートナーシップを組むことに。
ベリックは逃亡犯を何度か捕らえようとするも、その都度失敗。ギアリーとの協力関係も、ギアリーの裏切りによって暗転。
シーズン2の終わりには、ベリックはパナマの悪名高い刑務所であるSONAに収監され、彼が追っていた囚人たちと一緒の空間に。
シーズン3
シーズン3では、ベリックはマイケルやマホーン、ティーバッグら逃亡犯らと共にパナマの悪名高い刑務所SONAに収監されています。
SONAではかつてのような権威はなく、危険で暴力的な環境のなかで生き残るために奮闘し、受刑者としての厳しい現実に適応することを余儀なくされます。身なりも精神もボロボロになり、刑務所のなかでも最底辺の立ち入りになります。仕事は汚水の処理。
しかしこの体験が、その後の彼の性格を変え、より共感され親近感を抱かれることになるのです。
決闘を申し込まれた際には、彼はシンナーをかがせて、相手がひるんでいる隙に倒すという技を習得する。決闘に勝った際には「俺はデルタ・フォースだ!」と勢いづくものの、ボスの右腕サミーに決闘を申し込まれた際には、シンナーがなくなり、ひどく怯える。
ベリックはSONAからの脱出を企てるマイケルとそのチームと手を組むことになります。チームのために自分の身を危険にさらすことさえあるのです。ベリックはとくににマイケルとの関係は、敵対関係からより協調的なものへと変化していきます。
シーズン3の終わりには、ベリックはほかの受刑者と共にSONAからの脱出に成功す。このシーズンでの彼は以前のシーズンでは主要な敵役であったが、次のシーズンでは主人公たちと協力し続ける、より同情的で、いくらか英雄的な人物へと変化しているのです。
シーズン4
シーズン4では、ベリックは敵役から共感できるキャラクターへと変貌を遂げます。
SONAから脱出した彼は、マイケルやリンカーらと力を合わせ「組織」という邪悪な組織を崩壊させるために奔走します。
ベリックはさまざまなミッションでチームと共に行動し、何人かのメンバーと敵対した過去があるにもかかわらず、忠誠心と献身を示すのです。過去に犯した過ちを償い、やり直すチャンスを求めていることを明かし、彼のキャラクターはさらに人間味を増していきます。
しかし、シーズン4の第9話でベリックは悲劇的な最期を遂げます。組織に関する情報が入った重要なデータ「スキュラ」を回収する任務中、大量の水が流れる水道管を突破しなければなりません。
そこでひとまず水を止めることに成功し、復旧するまでに水道管に穴を開けて反対側へ行けるようにパイプを通すことにします。なかなかうまくいかず、復旧し大量の水が流れてくる時間が迫るなか、重いパイプを通すのに苦戦。そこでベリックは自ら水道管のなかに入り、なんとかパイプを通すことに成功するのです。しかしベリックに逃げ場はなく、水道管を流れてきた激流に流されてしまうのです。
この彼の犠牲により、チームは先へ進むことができるようになりました。
俳優ウェイド・ウィリアムズのプロフィール
Embed from Getty Images本名 | ウェイド・ウィリアムズ (Wade Andrew Williams) |
生年月日 | 1961年12月24日 |
出身地 | アメリカ オクラホマ州 |
配偶者 | エマ・ウィリアムズ (Emma Williams) |
学歴 | ラトガーズ大学 タルサ大学 |
出演作 | バーニー・マック・ショウ |
ウェイド・ウィリアムズは、アメリカのオクラホマ州タルサ出身の俳優です。
タルサ大学で演劇の学位を取得し、ラトガース大学のメイソン・グロス芸術学校で教育を続け、芸術修士号を取得しました。
1990年代前半にセントラルパークのデラコルテ劇場で、モーガン・フリーマンやトレーシー・ウルマンと共演した『The Taming of the Shrew』で俳優としてのキャリアをスタート。演劇作品に出演したあと、テレビや映画への出演に移行し、数々のテレビ番組や映画に出演、複雑で多様なキャラクターを演じる才能を発揮しています。
彼の代表的な出演作品は、『プリズン・ブレイク』のほかに以下のものがあります。
- 『プロファイラー』ティム神父/フォード巡査役
- 『バフィー・ザ・ヴァンパイア・スレイヤー』グレゴール役
- 『スタートレック:ヴォイジャー』トラジス・ロ・タリック役
- 『X-ファイル』ポッター
- 『24』ロバート・エリス
- 『チャームド』デーモン・ギース役
- 『CSI:科学捜査班』ルー・アスター刑事役
- 『メンタリスト』ピート・コーエン役
彼はエマ・ウィリアムズと結婚しており、子供がひとりいます!
ウェイド・ウィリアムズの近況
ウェイド・ウィリアムズは『プリズン・ブレイク』の出演後も数々の作品に出演しています。
近況では、2020年のコロナ禍に、Netflix作品の撮影でニュージーランドを訪れていました。そこで行ったマッサージ店でコロナウイルスに感染し隔離を経験。彼はCNNにビデオ出演し、その体験をテレビのインタビューで語っています。
詳しくは以下の記事にまとめています。
まとめ
『プリズン・ブレイク』の人気キャラクターのひとりブラッド・ベリックについて紹介しました。
当初から個性的なキャラクターとして登場し、憎めそうで憎めないどこか可愛げのある人物。残念な最期にショックを受けた人も多いのではないでしょうか?
ベリックが登場するシーズン1から4はDisney+ (ディズニープラス)で唯一見放題ですので、『プリズン・ブレイク』を視聴するならぜひ利用しましょう。
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ほかの登場人物は以下の記事にすべてまとめています。
コメント
亡くなったのは17話じゃなくて9話な
ありがとうございます!