『プリズン・ブレイク』のフランク・タンクレディを徹底解剖！州知事が殺された原因は？

『プリズン・ブレイク』のシーズン1と2に登場し、イリノイ州の知事であり、サラの父親でもあるフランク・タンクレディを深掘り解説していきます。

当初は娘の話に耳もくれず、副大統領らによってお金や権力で取り込まれてしまいますが、娘が危険に晒されていることに気付いてからは味方となって行動します…。

この記事ではフランク・タンクレディのプロフィールや各シーズンで起きた出来事、役を演じている俳優のジョン・ハードについても紹介していきます。

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フランク・タンクレディのプロフィール

フランク・タンクレディはイリノイ州の知事であり、サラ・タンクレディの父親です。

犯罪に対する厳しい政策から「フロンティア・ジャスティス・フランク」と呼ばれていました。死刑囚となったリンカーン・バローズに対しても死刑を支持する立場です。

娘がフォックス・リバー州立刑務所で働くことを決めたときには反対しています。それはサラが以前の薬物常習に戻るのではないかと心配していたからです。

彼は最終的にアメリカ合衆国の副大統領に指名されますが、上院での承認投票の直前に指名が取り消されます。娘のサラはそれが政治の世界では「決して起こらないこと」と聞かされたため、奇妙に感じています。

ある日、彼は娘の自宅で友達として紹介を受けた人物（ポール・ケラーマン）を議員会館で見かけます。異変に気づき、娘の身に危険が迫っていることを察知したフランクは、すぐに娘に電話し「友人」に近づかないよう警告するのです。

その後、彼はシークレットサービスが警護している自宅で、ネクタイで首を吊った状態で発見されました。自殺との検死報告が出ましたが、娘のサラは「自殺するような人じゃない」として連中に殺されたと悟るのです。

自殺？殺人？誰が何の目的で？

娘のサラが言っていたように、フランク・タンクレディは自殺するような人間ではなく、明らかに他殺です。

具体的には警護をしていたシークレットサービスのなかにいる組織の人間によって殺されたものと思われます。殺害された理由は、ポール・ケラーマンの正体に気づきそれを娘に警告したこと、そして事件を見直し真相に近づきすぎたことです。

それまでは州知事としてリンカーンの死刑を支持。副大統領を通して完全に権力で動かされていたため、組織にとっても都合が良かったわけです。

しかし彼の存在が邪魔になるとわかった瞬間に、ほぼ確定していた副大統領の話はなくなり、「知り過ぎた」として消されてしまったというのが事の真相です。

各シーズンでの出来事

シーズン1と2でフランク・タンクレディに起きた出来事を解説します。

シーズン1

フランク・タンクレディは、フォックス・リバー刑務所で暴動が起きた際に現地へやってきます。

そして医師として働く娘の命が危険に晒されていることを知り、刑務所のヘンリー・ポープ所長と感情的な会話を交わすことになります。

危機が去ったあと、娘のサラが無事であることに安堵するよりも、刑務所での仕事がいかに危険なものであるかを伝え、そのことで元々関係がよくなかった二人の関係はさらにこじれるのです。

死刑執行予定日にサラがリンカーン・バローズの再審査を父親に頼んだとき、彼はすでに副大統領から重役のポストを約束されており、資料を見ずにそのまま死刑執行にGOサインを出したのです。その後、彼はレイノルズ副大統領が大統領選に出馬した際の副大統領候補になる予定でした。

シーズン2

娘サラが脱獄に協力した罪で拘束されますが、タンクレディは釈放のための保釈金を払います。病室へやってきた際に、自分が間もなく次期副大統領に就任することを明かすのです。

そのあと、彼は部下から娘と距離を置くよう勧められますがそれは拒否します。

ある時、娘のアパートを訪ねたフランク・タンクレディ。娘から自分のせいで迷惑をかけたことを詫びるとともに、リンカーン・バローズが無実であることを改めて主張されるのです。このことがきっかけでフランクはリンカーンの事件を見直すようになり、ニック・サヴリンとべロニカ・ドノバンの死を知ってショックを受けます。彼は、この事件に関して首を突っ込んでいますが、まわりの人間はこの件に首を突っ込まないほうがいいと忠告するのです。

上院の公聴会にて戦略を立ち話していたとき、フランクは娘のアパートで友達として紹介された男（ケラーマン）を見かけ不審に思います。この出来事で彼はやはりサラの陰謀は正しかったのかもしれないと確信しサラに電話。その「友人」は信用できないと警告するのです。

その直後、フランク・タンクレディは上院での承認に十分な支持があったにもかかわらず、突然指名を取り下げられます。そして娘のサラは父親の自宅を訪れるのですが、首を吊って死んでいるのを発見するのです。

俳優ジョン・ハードのプロフィール

ジョン・ハードは数十年にわたるキャリアを持つアメリカの俳優です。

1946年3月7日、ワシントンD.C.生まれのハードは、演劇界で俳優としての道を歩み始め、舞台で高い評価を得た後、映像業界へと移行しました。

ブレイクしたのは1970年代後半の映画『Cutter’s Way』で、ベトナム戦争帰還兵の障害者を演じました。また、代表作としては、気弱な父親が世界中の観客の心を打った『ホーム・アローン』シリーズのピーター・マッカリスター役です。

悲しいことに、ジョン・ハードは2017年7月21日に71歳で他界しました。

まとめ

『プリズン・ブレイク』に登場するフランク・タンクレディを紹介しました。

州知事として、そして娘サラの父親として、ときに難しい舵取りを迫られていたのが印象的です。

フランク・タンクレディが登場するシーズン1や2を含め『プリズン・ブレイク』を視聴するならディズニープラスがおすすめです。米FOXの海外ドラマを含めた人気・定番作品が多数配信されており、見たい作品が尽きることがありません。

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