『プリズン・ブレイク』シーズン5第2話の内容と視聴しての感想を書いています。
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第2話「光の首長」の内容
リンカーンとシーノートの2人は、マイケルからのメッセージを元に “光の首長(Sheik of Light)” を探そうとしてシバに協力を求めます。一方、マイケルと同房仲間のウィップはオギュギア刑務所からの脱獄を試みようとするのですが、思い通りいはいきません…。
マイケルの生存を確認したサラは、彼の生存に関する調査のため、アメリカ合衆国国務省に行くのですが、なんとそこで彼らの間に深い過去があるポール・ケラーマンと再会することになるのです。
◾️イエメンの現状
イスラム国の侵略が徐々にイエメンの大都市にまで近づいています。リーダーでありとても残酷な男アブ・ラマルは5年前に政府によって捕まり、現在はイエメンでもっとも悪名高いオギュギア刑務所に収監されているのです…。
◾️脱獄を計画しているマイケル
マイケルは同じ房のウィップと共に、天井から脱獄ルートを使い刑務所の屋上へと向かいます。 彼らは刑務所の電気が消えるのを待っていますが、 約束の時間になっても電気が消えません。塀の外にいる男に頼んでいたのですが、彼は24時間前にするはずの合図もしていなかった…。
今回は脱獄するのを諦め、自分たちの房へ戻ろうとする2人。また日を改めて脱獄計画を考え実行することに。どうやらマイケル達は「ポセイドン」と呼ばれる者に裏切られて置き去りにされてしまったそう。
◾️マイケルからの伝言
部屋でリンカーンとシーノートが話していると、ドアの向こう側に誰かいることに気が付きます。リンカーンが静かにドアを開けるとそこには1人の子供がおり、そのまま彼は勢いよく逃げ出し、リンカーンは子供を追いかけますが逃げられてしまいます。
戻ってきたリンカーンはシーノートから「ドアマットにこれが挟まっていた」と言われ、折り鶴を確認すると、そこには”光の首長を探せ、そしたら自由になる “という文字が書かれていたのです。
マイケルが書いたものだと主張するリンカーン。ただ、この文字の意味がわからないため、2人はシバに協力を頼みに行きます。 しかし、シバはカニエル・オウティスのこともあり、敵に手を貸したくないとして協力する気なし。すると、シバと父親の会話を聞いていたリンカーンは、家族が出国できるだけのお金をあげるから、まずは協力してくれと頼むのです。
◾️マイケルの生存を確認するサラ
サラは息子マイクを学校まで送りに来ました。ちょうど学校に到着すると、彼女のスマホに1件のメッセージがリンカーンから届きます。「昨日俺たちがオギュギア刑務所で撮影したもの」と書いてあり動画のリンクも。
まずは息子を学校へ送り出すサラ。今は一緒にいたいと言うマイクですが、学校は行かなきゃダメと言って彼は学校の中へ入っていくのです。
リンカーンがオギュギア刑務所で檻越しにマイケルと再会した映像を見ているサラ。彼女は信じられない面持ちで見ているのですが、すぐに彼の様子がおかしいことに気付きます。
そこへ夫のジェイコブから電話が掛かってきます。
サラは用事を済ませたら病院へ向かうと言って電話を切るのですが、本当にマイケルが生きていることを知った今、とても複雑な心境になるのです…。
◾️ケラーマンと再会するサラ
サラはマイケルの件で米国国務省へやってきます。事前に面会の約束をしていたそうで、ヘンリー・キシダに案内されディレクターがいる部屋まで向かうことに。
サラがオフィスを進んでいくと、そこにはディレクターとしてなんとポール・ケラーマンがいたのです。サラは彼の顔を見るなり嫌悪感を出し始めます。「あなたには用はない」と言って帰ろうとするのですが、彼に引き止められ、仕方なく彼の部屋へ。
ケラーマンは「我々には波乱万丈の過去がある」と言ってサラを笑わせ、マイケルのことについて話し始めるのです。
ケラーマン曰く、彼の名前はカニエル・オウティスで、FBIの職員を殺した罪で指名手配されていると。ただ、確かにマイケル・スコフィールドと全く顔で名前が違うことから、誰か”天才”がわざと偽装したのではないかと主張。さらにその天才とはマイケル自身ではないかとほのめかすのです。それを聞いたサラはそのまま話すことなく部屋から出て行ってしまいます。
◾️ “光の首長” とは?
”光の首長”というのは今まで一度も聞いたことがないと言うシバ。手紙をよく見てみると細工が施されており、シバは電話番号だと言います。その番号に電話を掛けてみると、そこにはボイスメールが。ムハンマド・アルトゥニスというサナ地区にある電気会社のディレクターであることが判明。リンカーンはその人物こそが”光の首長”だと主張するのです。
そこで3人はその電気会社へと出向くのですが、警備員曰く、職員は皆逃げてしまったとのこと。そして首長のムハンマドは娘を探して郊外へと行ってしまったそう。警備員にその娘がいるとされる住所を教えてもらい、向かおうとするのですがシバが拒否。なぜなら郊外はすでにイスラム国の支配地域であり、行くことは「死」を意味しているからです。
さらに、「もう約束は果たした」と言ってお金をもらおうとするのですが、リンカーンとシーノートは彼女を説得し、3人でそこの住所へ向かうことになります。
◾️マイケルのことを旦那に報告
サラのもとにケラーマンから電話が掛かってきます。
メールを見てみろと言われサラが映像を確認してみると、そこにはマイケルがFBIの副部長を銃殺し後始末している映像が流れていたのです。
ケラーマンによると、銃殺した後マイケルはイエメンへと出国し、現地で捕まえられそうだったのに、あと一歩のところで逃げられてしまったとのこと。置き残した彼の荷物を確認してみると、そこには殺した人物と同じ血が付いた服が発見されたと言うのです。証拠はあると。
夫ジェイコブがいる病院へとやってきたサラは、あまり話したくない話題なんだけど…と言ってマイケルについて話し始めます。ジェイコブはゲーム理論を交えながら、彼女にアドバイス。
◾️シドは同性愛者
脱獄が失敗に終わってしまい、物凄く心配している様子のシド。
彼は同性愛が理由で20年間この刑務所にいなければなりません。そして、ラマダン(イスラム教徒の重要な行事、断食など)の期間が始まるとともに、独房に入っているアブ・ラマルを含めたイスラム国の連中が普通の房へ戻ってくるのです。
シドはマイケルに「脱獄プランはないのか?」と尋ねると、彼は「ガムを一枚渡してくれ」と言い、このガムから脱獄プランが始まると言って早速行動し始めるのです。
マイケルは貰ったガムやバッテリーなどを使って火を起こし、わざと頭を火で焼き、診療室へ行こうとするのです。
◾️検問を突破するリンカーンたち
政府が管理している地域から先は、戦争状態でイスラム国が支配している地域。
シバがアラビア語で交渉するのですが、政府軍の人は西洋人や女性だけでは行かせられないと言います。リンカーンは俺たちが無事に戻って来るのに500ドル賭けると言い出します。もし戻ってこなかったらそのお金はお前にやると。政府軍の人は戻ってこないことを望むと言って、そこを通してくれるのです。
3人を乗せた車は先へと進むのですが、案の定イスラム国のメンバーが姿を現し、アブ・アミールと名乗っている男が車を停めるように言ってきます。シバはその男のことを知っているようで、彼もシバのことを知っている様子。彼らには過去になんらかの関わりがあるそう…。
しばらく会話していると、イスラム国のほかのメンバーがやってきて「政府軍が移動した」と言い、彼らは皆でどこかへ行ってしまいました。
3人はなんとかやり過ごすことに成功したのです。
◾️ついに光の首長を見つける
住所に到着したリンカーン達は、その建物の前にはイスラム国のメンバーたちが集まっています。3人は回り道をして、屋上からその建物に入ることに。シーノートを先頭に3人が屋上から建物内へ侵入すると、1人の男が突然ナイフを持って襲いかかってきます。シーノートはとっさにその男を押さえ込むことに成功。
しかし、その際の騒音が外にいるイスラム国のメンバーの耳に入ってしまい、彼らは「この辺りにまだ人がいる」と言って、一軒一軒建物を調べ始めたのです。3人はこの人物がムハンマド・アルトゥニス(光の首長)であることを確認。街へ戻ろうとするのですが、この男は娘と一緒でなければどこにも行かないと言うのです。その娘は通りの向かい側の建物の地下にいるそう。
◾️マイケルは作戦実行中
看守らに鞭で打たれたマイケルが房に戻ってきました。
彼は口から先程飲んだ薬を出して「これはモルヒネの派生物だ」と言って、麻薬中毒のジャに渡そうとするのですが、条件として彼が持っているスマートフォンとクレジットカードを要求。ジャが「なぜそれらを必要なんだ?」とマイケルに尋ねると、彼は「ピザを注文したい」と答えます。
◾️無事帰還できたリンカーンたち
イスラム国の連中がリンカーンらがいる建物にまでやってきてしまいました。リンカーンはムハンマドの娘を助け出しに行き、残りのメンバーは屋上から脱出して車で逃げることになるのです。
リンカーンは停まっていた車の背後から近づき、運転手を倒します。そして建物内にいた娘を含む何人かの女性達を車に乗せ、 シバ達が乗っている車と合流することに成功したのです。
しかし、背後から機関銃が備わっている車が後を追ってきています。先程通った安全な地域と危険な地域の境界線にあるゲート。
猛スピードで追ってから逃げようとするリンカーン達ですが、ゲートでは政府軍が銃を構えており、このまま突っ込めば撃たれると判断して、ここで仕方なく車をストップすることに。
シバは必死に自分たちはイスラム国ではないとアピール。それが政府軍の人たちに伝わり、その後ろからやってきたイスラム国の車に向けて政府軍は一斉射撃するのです。無事安全地帯へ入り、ムハンマドと娘は抱きあいます。シバは、娘を無地助け出して帰って来れたリンカーンのことを見直したのか、なんだか笑みを浮かべます。
街へと戻って来たリンカーン達。
そこでムハンマド(光の首長)がオギュギア刑務所に入っているシドの父親だとわかります。物語の最初にマイケルが脱獄しようと停電を待っていたのは、ムハンマドの仕事だったようです。息子のシドに停電してくれれば、脱獄できると言われていたそう。
そしてリンカーンは「まだ彼らは停電を待っている」と言うと、彼はすぐに行動しなくてはならないと言います。約束では、停電を起こすちょうど24時間前に2回電気をチカチカさせる予定だと。
シーノート曰く、「この街はもう24時間持たないだろう…」と言うのです。
◾️ピザ屋からの手紙
学校が終わって息子が出てくるのをほかの親と待っているサラ。しかし、全員が出てきたにもかかわらずマイクの姿がないのです。先生に確認しても、全員見送ったと言います。
心配になったサラが走って学校の周辺を探すと、そこには折り紙で折られたバラを持っている息子マイクが立っていたのです。彼は「ピザ屋さんがこれをくれた」と言い、サラにその折り紙のバラを渡します。そして、サラがその折り紙を広げると、そこには「みんな隠れろ。嵐が来るぞ」と書かれていたのです。
◾️アブ・ラマルとマイケル
オギュギア刑務所でマイケルとシドが会話をしていると、電気が2回ついたり消えたりします。停電するちょうど24時間前にやる約束が今実行され、マイケル達は「脱獄ができる」と言って喜ぶのです。
しかしちょうどその時、ラマダンが始まるにあたって独房にいた危険なアブ・ラマル含むイスラム国のメンバーが一般房へと戻って来たのです。シドは「脱獄する前に俺もあんたも殺される」と言い、彼はどこかへ逃げてしまいます。
そのままマイケルのもとへやってきたアブ・ラマル。殺されるのかと思いきや、マイケルと彼は笑みを浮かべハグをしながら会話をします。アブ・ラマルが「脱獄ルートは見つけたか?」と聞くと、マイケルは「明日の夜決行する!」と言うのです。
第2話の感想
第2話も普通におもしろかったですね〜!
やっぱり『プリズン・ブレイク』は最高です。
ほかのドラマにはない感じの面白さがありますし、すでに書いた通り、脚本が独特で「謎」が含まれていたりするので、その先どうなっていくのかが全く読めず、見ていて飽きることはありません。退屈なシーンが1つもないですね。
「次回のエピソードが早く見たい!」と思ってしまうような終わり方にもなっていますし、このままですとあっという間に全9話が終了してしまう気がします。この調子でいくと、本当にトンデモなく濃い内容のシーズンになるのではないでしょうか?
そして、個人的に面白いのはやっぱりキャラクター達ですね。
今回のように昔のメンバーが再会するのはとても楽しみです!何故なら、どの人物にもそれぞれ「過去」がありますし、その「過去」が再会を複雑なものにする場合がありますので、見ている側としてはとても興奮しますね。
特にサラとケラーマンように、絶対に再会してはダメだろうという人物同士の再会は見ていて面白いですね。次回はサラとティーバッグなんて言われていますし、この2人にも「過去」がありますから、大きな見どころにもなってくるのではないでしょうか?
新キャラクターが多数登場
マイケルと同房のウィップはなかなか彼に従順でいい奴ですし、シドも怯えていてまるで少年のようなキャラです。アブ・ラマルは大物テロリスト感が出ていますし、イスラム国でシバに車を停めるように言った男もなかなか不気味です。
そして、リンカーンとシーノートに付き添っているシバも頼りになりますね。彼女がいなかったらアメリカ人の2人はとっくに死んでいるかもしれません!
気になったのが、第2話ではアジア人が2人登場していましたね。
1人はマイケルと同じ房にいるジャ。麻薬中毒で危なそうな奴ですけど、彼は韓国系という設定になっています。そしてもう1人は、サラが国務省へ行った時に対応してくれたヘンリー・キシダという男性。名前からして日系人として登場しているのでしょうか??
懐かしい旧キャラクターも登場
サラが再会した驚くべき人物がポール・ケラーマンです。彼は国会議員ではなく国務省で働いていたのですね。過去にサラを殺そうとしていましたから、なかなかこの2人の関係は修復できません。
なんだかんだ変わっていない姿のケラーマン!いまは普通に接していますが、果たして最後まで良いキャラなのでしょうか?マイケルを裏切ることはないのでしょうか?
ティーバッグは不在
第2話でティーバッグの姿は確認できませんでした。やっぱり彼が出ていないと何だか寂しい感じがしてしまいます…。オウティスの援助によって手術を受けた彼は、この後どんな行動に出るのでしょうか?次回第3話では登場し、サラのことを待ち伏せするそうですので、あの2人の再会も面白そうです!
やっぱりマイケルは演技だった!?
前回の第1話でリンカーンがマイケルと再会した時には、少し様子がおかしかったマイケル。
しかし、今回の第2話ではいつも通りのマイケルに戻っており、一体なぜあのような態度をとったのかは依然として不明です。結局、マイケルはリンカーンやサラに自らメッセージを送っており、何がしたいのか謎のまま。
昔と変わらず”天才”を発揮しているマイケルの脱獄プランに今後ぜひ注目です!
「ポセイドン」がマイケルを刑務所へ!?
マイケルとウィップとの会話で、「ポセイドン」という名前が言及されていました。
この「ポセイドン」とは一体何なのか?人なのか組織なのか?
第1話でリンカーンとサラを襲った2人(バン・ゴッホとA&W)は、どうやら「ポセイドン」と呼ばれているそうですので、何か裏には組織のような集団がいるのでしょうか?
リンカーンとシバの関係
カニエル・オウティス(敵)を弟だというリンカーンとギクシャクしていたシバ。しかし、今回のエピソードで、リンカーンが見事女性たちを救出し、誰も死ぬことなく街まで戻って来ることができたのです。シバは彼を見直したのか、一度リンカーンのほうを見てから意味深にも微笑みを浮かべていました。
まさか、リンカーンに恋愛感情を持ち始めたのでしょうか??
ピザつながり
マイケルが「ピザを注文したい」と言ってジャにスマホとクレジットカードを要求し、その後、息子マイクのもとにピザ屋さんからメッセージが届きました。
これらが関係していることは間違いないと思いますが、それにしても「ピザ」っていうのがいいですね!なぜ「ピザ」なのか、理由があるかどうかは分かりませんが、なかなか面白いチョイスだと思います。
『プリズン・ブレイク』全般的に言えることですが、メッセージの伝え方や暗号の隠し方など、少しひねった面白い発想のネタが多いですよね。とても独特で、決してほかのドラマでは見ないような発想がたくさんあるのです。
ほかにも、1枚のガムから脱獄プランが始まるとかも面白いですよね。
もうこれに関しては、脚本家のポール・シェアリングの発想力が独特で素晴らしいとしか言えませんね。これは彼にしか描けない作品です。
まとめ
『プリズン・ブレイク』シーズン5第2話の内容と感想を紹介しました。
救出に来た兄リンカーンに無愛想な行動を取ったマイケルですが、彼が脱獄しようとし、外部にいるリンカーンに協力を求めていることからも、彼なりに作戦があるようですね。
今回のエピソードでは、新たな個性的なキャラクターたちが登場すると同時に、旧キャラクターも東條しとても懐かしい、ファンとしてはとても嬉しい回になりましたね。
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