『プリズン・ブレイク』を全シーズン観ての感想

面白い海外ドラマの代表としてもよく挙げられる『プリズン・ブレイク』は、2005年に本国アメリカで初めて放送が開始され、その後日本でもDVDでのレンタルが始まりました。

日本で爆発的人気を誇り、レンタル店に徹夜組まで現れたあの超人気海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のおかげで、それまで日本であまりメジャーではなかった「海外ドラマ」というジャンルを確立させ、その後一気に海外ドラマブームへと突入していったのです。

そして、そのブームを牽引していたと言ってもいいのが『プリズン・ブレイク』なのです。

以下、物語の内容が含まれています


『プリズン・ブレイク』との出会い

確か、私が初めて『プリズン・ブレイク』を観たのは、レンタル店で借りてきた『24』のあるシーズンのDVDに、特典映像としてシーズン1の第1話が特別に収録されていたのを観た時だったと思います。

当時はもの凄く『24』にハマっていたのですが、その第1話を観た時に一気に『プリズン・ブレイク』に心が惹き寄せられたのを今でも覚えています。

 

「次のエピソードが早く見たい!」って。

 

あの海外ドラマ特有の衝動が自分に襲いかかってきましたよ。

それから正式に『プリズン・ブレイク』がレンタル開始されるのを待って、レンタル開始日には朝一で借りに行ったのを思い出します。その後は借りては返して、借りては返しての繰り返し。

今思い起こすと懐かしいですね。

あの時はまだネット上でなんて観れませんから、わざわざ朝早く借りに行ってたんですよね。

 

そもそも『プリズン・ブレイク』が面白いと思ったのは、それまで「脱獄」を描いたドラマや映画は少なく新鮮味があったのが一番の理由。しかも、刑務所の設計図をタトゥーとして体に入れて、自ら刑務所に飛び込んで兄を脱獄させるっていう脚本にそもそも興味を惹かれました。

そして、物語が進むごとに色々なことが起こって面白くなっていくんですよ。

内容が面白いのはもちろん、あの個性的なキャラクター達がなんとも面白いんです!

特にシーズン1は他の海外ドラマとは少し違っていて、独特なんですよね。

 

『プリズン・ブレイク』とは?

「プリズン・ブレイク(Prison Break)」って、そのまま英語にすると「脱獄」っていう意味です。

なのでドラマ『プリズン・ブレイク』は日本語にすると、ドラマ『脱獄』とも言えますね。

なんかダサいですけど。。。

 

このドラマを一言でいうと、「兄弟愛」です!

あらすじ的な話になると、副大統領の弟を殺害したという無実の罪で死刑囚として刑務所に収監されている兄リンカーン・バローズを、IQが高く天才の弟マイケル・スコフィールドがその頭脳を駆使して脱獄させるというお話。

マイケルの職業は建築技師で、仕事で過去に兄が収監されている重警備刑務所の「フォックスリバー刑務所」の設計に携わったことがあり、その時に綿密な設計プランを立てたので、この刑務所の構造についてはめちゃくちゃ詳しい。

それで、刑務所の設計図を元に兄を脱獄させるための脱獄プランを練り始めるのだ。

当初は設計図を丸ごと全部暗記しようとしていたけど、それがどうしても出来なかったため、タトゥーという形で体に設計図を描き記すことにした。

こうしてマイケルは銀行強盗をわざと行ない、自ら兄と同じフォックスリバー刑務所に入所することに成功、刑務所の中で脱獄に向けて動き始めるのだ。

 

各シーズンの感想

個人的な感想としては、どのシーズンも基本的には面白いです!

ただし、視聴率的にはシーズン1がMAXで、それ以降は右肩下がりとなっています。

その理由は、実際に見てみればわかるんですけど、やっぱりシーズン1の脚本が凄すぎたっていうのと、作品名が『プリズン・ブレイク』、つまり「脱獄」にも関わらず、実際に本当の意味で手の込んだ脱獄というのはこのシーズン1だけっていうことだと思います。

シーズン3でも脱獄的なことはやるんですけど、シーズン1よりも手が全然込んでなくて、しっかりと計画された脱獄ではないので、どこか面白くない。あれだとほかの普通のドラマとあまり変わらず、『プリズン・ブレイク』の魅力が全く反映されていませんね。

とりあえず、その面白いシーズン1から各シーズンについての感想を書いていきたいと思います。

 

シーズン1「フォックスリバー」脱獄

すでに紹介したように、シーズン1では主人公マイケルのフォックスリバー刑務所への入所から脱獄までの一連の物語が描かれています。

結果的に脱獄することには成功するんですけど、それまでの刑務所内での出来事や受刑者同士のやりとりなどが本当に面白いんですよね。マイケルが一体どんな脱獄プランを練ったのか、設計図をタトゥーにして入れたけど実際そんなにスムーズに計画が進んでいくものなのか、などは本当に見ていてワクワクします。

 

シーズン1の見どころとしては、やっぱり個性的なキャラクター達ですかね。

最終的にフォックスリバー刑務所を脱獄した8人、「フォックスリバー8」なんて呼ばれていますけど、この8人を中心としたキャラクター達の言動は本当に面白くて笑えます。

とにかく皆、個性派なんですよ。。。

ティーバッグとか、シーノートとか、アブルッチとか。

あ、ベリック刑務官も。

あの囚人達の会話とかは本当にシーズン1の最大の見どころだと思います。

 

そして、もう1つ見どころを挙げるとしたら、刑務所内でのマイケルの苦悩でしょうね。

完璧な脱獄プランを練ってきたマイケルでさえも、やはりそこは刑務所!ということで、塀の外からでは想像も付かない出来事が刑務所内ではたくさん待ち構えています。

あくまで計画は単なる計画であって、実際には上手くいくはずはないんですよ。

あの天才マイケルも、足の指を切断されたり、頭がおかしくなったり、脱獄前日に工事されたり、想定外のことが多々起きるので、それらをどうやってマイケルが乗り越えていくのかも見どころと言えますね。

 

全シーズンを通して、やっぱりこのシーズン1がダントツで面白いです!

とにかく脚本がよく練られていて、飽きることなく見続けることができます。

もう第1話で絶対に惹きこまれてしまうので、このシーズンだけでも観たほうが良いですね。

 

シーズン2 脱獄後の囚人らの逃亡劇

シーズン2では、フォックスリバー刑務所を無事脱獄した8人の逃亡生活が主に描かれています。

なんとか脱獄に成功した8人の囚人達はその後、アメリカ国内を逃げ回るんですけど、その過程で何人かが死んでしまったり、FBIに追われながら皆で埋蔵金を探しに行ったり、一度皆バラバラになった囚人達が再び一つの場所に集まったり、と様々なハプニングが起こります。

塀の外にいるにも関わらず、まるで刑務所内にいた時のように皆が同じ場所で穴を掘っていたりするのはとても面白いですよね。塀の中でも外でもやっていることが同じとか(笑)

 

そして、マイケルは脱獄した後のプランもしっかり計画しているものの、シーズン2から現れるFBIの敏腕捜査官マホーンによって次々とマイケルのプランが解明されていきます。

途中はマイケルVSマホーン的なところもあり、2人の駆け引きは見事ですね。

 

さらに、すぐに捕まるか死ぬであろうと思われたティーバッグが元気に生き残っているのも笑えますし、塀の外に出ても彼の演技は本領発揮されていて、つい好きなキャラクターになってしまいます。

 

シーズン2も総じて、なかなか面白い内容になっていると個人的には思います。

「脱獄」の後の物語なので、確かにシーズン1と比べるとちょっと微妙ですけど、同じ脚本家が書いているだけあって、内容が濃く、常に先が楽しみになってしまいます。

『プリズン・ブレイク』もこの辺りでやめておけば良かったんじゃないかなーなんて思っています。

シーズン2までにしておけば、かなりの傑作だったと思いますよ。

 

シーズン3 刑務所SONAからの脱獄

シーズン3はパナマにある無法刑務所SONAでの生活と脱獄、塀の外でのリンカーンの活動などがメインに描かれています。

逃走劇も終わって、舞台はアメリカからパナマの秩序がない刑務所SONAという場所に移ります。簡単に言うと、ここでマイケルの頭脳を使ってある男と一緒に脱獄しろ!っていう話なんですけど、とにかく面白くはないですね。個人的には。

 

あのシーズン1の完璧な脱獄とは違って、こっちはありきたりで内容の薄い脱獄なので、見ていてあまり「次が見たい!次が見たい!」なんていう風には思えませんね。

このシーズンだけサラ・タンクレディ役を演じている女優さんが降板していて、そのせいで多分内容的になかなか良い脚本を書くのが難しかったんじゃないでしょうか!?

なんていう風に勝手に推測してますけど。

 

とにかくシーズン1と2と比べてしまうと面白さは明らか半減している、というのが個人的な感想で、物語も他のシーズンよりも少なくたった13話ですので、まー別に見るだけならそこまで飽きずに見ることはできますけど。。。

 

っていう感じでちょっと微妙なシーズンになっています。

 

シーズン4 打倒「組織」!

『プリズン・ブレイク』の最終シーズンである4では、自由を手に入れるために「組織」を倒す過程が主に描かれています。

自由になるために、国土交通省からの指令でアメリカを裏で操っている「組織」の機密情報スキュラを手に入れるために色々とアイディアを出したり、プランを練ったりするんですけど、シーズン4はもう普通のドラマになっちゃってるって感じです。

シーズン1のような面白さがある訳でもなく、相変わらず個性的なキャラクターは活躍しているものの、新鮮味もなくなっているので、特別面白い!というようなことはないですね。

視聴率的にも、シーズン1からずっと右肩下がりで、シーズン4ではシーズン1の時の約半分くらいまで視聴者が減ってしまったなんていうデータもあります。

 

サラが復帰したり、ベリックが自ら命を犠牲にしたり、マホーンが仲間に加わったり、マイケルの母親が出てきたり、と色々と起こるんですけど、なんかパッとしませんね。

なんかダラダラやっている感じで、シーズン4は少し長く感じます。

 

ただ、最後にティーバッグが1人だけフォックスリバー刑務所に戻されるのは笑えますけどね。

 

そして、最後の2話分は『ファイナル・ブレイク』ということで、刑務所に入っているサラをマイケルが脱獄させる過程が描かれているんですけど、この見どころはやっぱりマイケルの死ですね。

まー実際には死んでないんですけど、ここは感動シーン(?)なんですかね・・・。

 

シーズン4は2017年に放送が始まる新作シーズン5に繋がる物語ではあるので、見ないわけにはいきません!



『プリズン・ブレイク』の魅力

プリズン・ブレイクは他の海外ドラマでは見られない魅力があると思いますので、少し紹介したいと思います。

まず紹介したい魅力は、個性的なキャラクターですね。

個人的にはかなり個性派キャラクターが揃っていると思います。

シーズン1からの囚人たちはもちろんですけど、シーズン2から加入するマホーン捜査官だったり、シーズン3のグレッチェン、シーズン4のドン・セルフなど、どこかクセのあるキャラクターばかりです。

この個性的なキャラクターのおかげで、より一層物語を面白くしている気がしますし、実際彼らの会話や演技は素晴らしいです。

 

そして実はこれ、字幕で観るのと吹き替えで観るのとでは、またキャラクターの印象が全く違うので、是非ネイティブ以外の日本人は吹き替え版で観るべきだと思います。

普段、海外ドラマや映画は字幕派の人でも、『プリズン・ブレイク』だけは吹き替え版で観た方が良いですね!

実際に私もこれだけは吹き替え派です。

 

ほかの魅力としてはやっぱり脚本ですかね。

脚本は本当にすごく良く出来ていると思います。

特にシーズン1はじっくり練られていると言った感じです。

あれを書いた脚本家のポール・シェアリングにはもう脱帽ですよ。

シーズン3や4は褒められる脚本とは言いませんけど、最初の2つのシーズンは本当に今観ても面白いと心から思います。

 

そして、キャラクターらが使う言葉も面白いですね!

吹き替えや字幕で観ている私たち日本人は、翻訳家によって英語をそのまま面白く訳した日本語で観ているのですが、やっぱり他とは少し異なった表現などを使っていて聞いてて笑ってしまうシーンもいくつかあります。

これに個性的なキャラクターが面白い表情で喋るもんですから、それは面白いですよ。

これも『プリズン・ブレイク』が面白い理由の1つだと思います。

 

他にもいくつかありますけど、やっぱりこの3つの要素は『プリズン・ブレイク』の最大の魅力であり、面白くしているポイントだと思います。

 

全シーズン観ての感想

全体的な感想としては、やっぱり面白いという一言に尽きますね!

『プリズン・ブレイク』はとにかく面白くて、見終わった後に満足感があるんですよ。

シーズン1なんて特に、「次見よう!」ってどんどん観てしまうと思います。

それと、中毒性も意外と高いですね^ ^

『24』も中毒性が高いですけど、それに負けじと高いです。

視聴には、ぜひ動画配信サイトのHuluをご利用ください。(登録後、全シーズン見放題!)

2018年11月時点の情報になります。配信が終了している場合もありますので、詳細は各動画配信サイトの公式ホームページにてご確認ください。